西村さんの雑記ログ

技術や趣味について色々。

第4回 転職透明化らぼに行ってきました。

かなり遅れましたが、11/22(金)に行われた、第4回 転職透明化らぼ-技術ブランディング編に行ってきましたので、感想を書きます。

参加した理由

自分自身が求職者であり、転職に関する情報を集めたいためです。
また、前回の「第3回 転職透明化らぼ-レジュメチェック編」で色んな方の転職や採用に関するお話を聞くことが出来て好奇心を刺激されたことも一因です。

会場とスポンサー

会場スポンサー:株式会社プレイドさん

今回の会場は株式会社プレイドさんです。

株式会社プレイドさんの主なサービスはサイト訪問者のリアルタイム可視化が出来る「KARTE」です。ECなどのサイト訪問者を重視するWebサービスに良さそうですね。

イベントスペースが芝生という珍しい会場。一つのフロアにイベントスペース、ミーティングスペース、執務スペースがあり、イベントスペースとミーティングスペース・執務スペースには間仕切りが無いためかなりの広さを感じました。

入り口から見てイベントスペースの左3分の1ほどに懇親会のためのテーブルと飲食物が配置され、残りのスペースが参加者の座席となっていました。座席とはいっても、明示的に椅子があるわけではないので、好きな位置に座る形です。

所々に50cm四方程のウレタンのキューブが置かれていて、テーブルのような物が必要な人は使えるようになっていました。私自身がPCではなくノートに筆記をしていく形で参加時のメモを取っていたので、これはとても重宝しました。

ドリンク・フードスポンサー1:株式会社ゆめみさん

株式会社ゆめみさんはサイトを見ると多種多様なWebサイトやアプリの設計開発や運用を行われています。誰もが知っている所だと、日本マクドナルドのオフィシャルサイトのかなりの部分を設計~運用まで行われていますね。

ドリンク・フードスポンサー2:株式会社うるるさん

株式会社うるるさんはクラウドソーシングとBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、前述2つを活用したCGS事業を行われています。クラウドソーシングとしては「シュフティ」、CGSとしては幼稚園・保育園向け写真販売システムの「えんフォト」、ちょっとお硬いサービスですと全国の官公庁系の入札情報の一括検索・管理システム「入札情報速報サービス」辺りが知られているのではないでしょうか。

パネラーとモデレーター

パネラー

今回のテーマが「技術ブランディング」ということもあり、パネラーは技術系出版社の方、IT企業の経営層の方、フリーランスエンジニアの方と幅広い属性になりました。

  1. 近藤 佑子さん(株式会社翔泳社

  2. 飯田 意己さん(株式会社クラウドワークス)

  3. mottox2さん(フリーランスエンジニア)

モデレーター

前回に引き続き、「しがないラジオ」パーソナリティでおなじみの池上さん。今回は所属会社が会場スポンサーということもあり、スポンサーLTでも参加されていますが、その話は後ほど。

受付~LT開始まで

開場の19:00を待って受付の手続きをしました。今回も名札のネックストラップの色で求職者と採用側が分かるようになっていました。入場時にパネルディスカッションで取り上げる質問を書くためのメモサイズの付箋とペンを受け取り、会場の芝生へ。

土足禁止とのことで靴を脱いで上がり、筆記でメモをとる事もあって丁度いいと思ったウレタンキューブのそばに着席。客先常駐が中心の受託系SIerだったので、本当に「技術ブランディング is 何?」状態で参加したこともあり、質問を考えるのに難航しましたが、「そういう会社で技術ブランディングをするにはどうしたら良いんだろう?」というのが結論になり、質問を書いてホワイトボードにペタリと。

パネラーLT

LT1:「メディアから見た技術ブランディングに効くコンテンツ~個人編・企業編」

概要

翔泳社の近藤さんによるメディア視点からの技術ブランディングとコンテンツについてのLTです。

メモ

企業の技術ブランディングの目的は以下の3つ。

  • エンジニア採用
  • プロダクトの認知
  • 案件の獲得

技術ブランディングを目的とする発信で、分かるとポイントになるもの。

  • 技術力
  • 参考情報
  • おもしろい人(企業の場合は「が居る」こと、個人の場合は「である」こと)
  • (特に企業で)開発者体験の良さ

企業でどうやって取り組むか?

  • (特に企業の場合)自らの取り組みが「良いな」と思えること
  • 周りへ貢献したいと感じること
  • その上でシェアの仕方をちょっとだけ戦略的にすること

商業メディアはエンジニアのアウトプットのどこに注目するか?

  • 今皆が知りたいことに詳しい
    • 例:レガシー技術からモダン技術への移行
    • 受託で経験した話は意外と需要がある
  • そのトピックを語る人としてふさわしい
    • そのネタで、なぜこの人に書いて/話してもらうかの理由がほしい
    • コミュニティのオーガナイズ経験は強い
    • 他に誰もまとめていないというのも理由になり得る
  • 何らかの実績がある
    • スライドやブログ、登壇、LT、技術同人誌etc...
    • 本は強力な実績

商業メディアは企業のアウトプットのどこに注目するか?

  • 他の企業にとって参考になる知見のシェア
  • キラキラした部分だけでなく、泥臭い部分や見た人が再現できる情報を勇気を持って発信して欲しい

感想

LT開始時に「ゆうこりん」というニックネームを呼ぶコール・アンド・レスポンスを会場の参加者と行っていましたが、これもブランディングの一つとのこと。これを体験して思い出したのですが、アーティストの方でライブなどの時に毎回決まったネタをやるという人は確かにかなりいらっしゃいますね。

聞いてて思い出したのはクラスメソッドさんのブログ「Developers.IO」です。

  • まめに更新されている
  • 詳しい人なら既に知っていそうなことも、手順付きで丁寧に解説する記事を書いている
  • どの辺りで詰まったかの箇所や乗り越えた手順も書いている

LT2:「技術ブランディングやっていきの会社が考えるフェーズ別戦略」

概要

クラウドワークス社の飯田さんによる、企業側からの技術ブランディング戦略についてのLTです。

メモ

技術ブランディングをやる理由

技術ブランディングの鶏卵問題

  • ゼロから始めるのは難しい
  • つよい人の採用か?今の組織を強くするか?
  • プロダクトの成長→技術的な課題のハードルUP
  • 技術と組織の戦略はセット

技術ブランディングをどうやっていくか?

  • エンジニアブログ
  • 登壇
  • コミュニティへの還元
  • OSS

フェーズ別のアクション

  1. 「やっていき」のフェーズ
    • エンジニアブログ
    • コミュニティへの金銭的還元
  2. 「ちょっとできてきた」のフェーズ
    • 中の人の登壇
    • コミュニティへの技術的還元
  3. 「できてる」のフェーズ
    • 中の人がコミュニティを牽引する
    • 事業活動の中からOSSが生まれる

エンジニアブログをどうやっていくか?

  • 「ただ書く」から「他の人に読んでもらう前提」へ
    • エンジニア同士のレビュー
      • 知識ゼロの人が読んで分かるか?
      • その情報は合っているか?
      • 簡潔な書き方がされているか?(「思います」ではなく「です」と言い切るなど)

登壇の後押しをどうやるか?

  • 登壇はブログを書くよりもハードルが高い
  • ブログから始めて、いい感じにそそのかす
  • ブログ記事→LTへと体系的に大きくする
  • 自らが率先して外に出る

コミュニティとの関わり

  • 登壇すると、コミュニティとの距離が近くなる
  • 登壇で有用な知見を示すと、ブランディング力が高くなる

どう継続するか?

  • 技術的ブランディングは属人化しやすい
    • 師弟関係のようなものを築くといいかも
  • スポンサーは長期的に考える
    • 本気で取り組みたい技術領域の場合は、その技術領域のイベントスポンサーをやる

技術ブランディングのリスク

  • ブランドはアンコントローラブル性がある
    • 受け取る側の解釈が大きい
  • 面接時の期待値調整
  • ブランディングすべき良いポイントが見えてこない

転職する時にどう見るか?

  • 外からのイメージと実際のイメージのギャップを探る
  • どんな会社でも絶対に課題があるので、課題を聞き出す
  • 誰がどういう意思を持って進めているか?を聞けると戦略が見えるかも

感想

企業視点からの技術ブランディングをやっていくことについて、段階を踏んでどう進めていくかがよく分かるLTでした。

個人的には「どんな会社でも絶対に課題があるので、課題を聞き出す」という項目が「なるほど」と感じました。技術ブランディングでやっていくブログや登壇から、応募者側が企業の課題を見出して面接で聞いてみるのがいいのかな、と。そう考えると、エンジニア採用としては「この会社はこの技術を使っている」という技術ブランディングとはまた違った面で効きそうですね。

LT3:「プレイヤー目線の技術ブランディング

概要

フリーランスエンジニアのもっと@技書博2スタッフ (@mottox2) | Twitterさんによるエンジニア側からの技術ブランディングについてのLTです。

メモ

  • 誰もが大物になれるわけではない
  • 勉強会やtwitterでの認知→差別化出来ている
    • 勉強会でのLTを観測
    • 特定の調べ物をした時に同じ記事やサイトに何度も行き着く
    • twitterでよく見る
    • 接触回数が多い→認知される
      • 何が出来る人なのか、対象に認知してもらう
  • 対象(外の人)
    • 対象を絞る→ディープな内容を伝えやすい
  • 何が出来る人なのか?
    • 何をやってきたか
    • ソフトスキルよりハードスキルの方が伝えやすい
    • 特化したほうが分かりやすい
    • 実態がある内容であること
  • 認知してもらう意味
    • 知られる、伝える
      • 特定分野の話で
      • 文化のある人、会場→類友
      • 誰でも良い話に付き合わなくて良くなる
      • 信頼値の初期値が上がる
  • OSS文化→win-win
    • 個人の技術アウトプット→コントリビュート
  • 自身の活動の透明化

感想

プレイヤー(エンジニア)側からの技術ブランディングということで、前2つよりももっと自分に近い視点での話だと感じました。

ハンドルネーム(と恐らくtwitterのIDも)の由来は「CMで有名な某ピアノ屋さん」と自分の名字を引っ掛けたものという掴みは、近藤さんのLTでのコールアンドレスポンスと並んでインパクトがありました。

誰もが大物になれるわけではないけれど、アウトプットを続けて、たとえ狭い領域だったとしても「そういう人」であると認知されるのがポイントかな、と考えました。それはきっと「自分軸」に近づくことであり、最近色んな所で見聞きする「〇〇×エンジニア」にもどこか通じるのではないかと思います。

スポンサーLT

LT1:「技術ブランディングについて〜SNSは履歴書になる〜」

概要

株式会社ゆめみの片岡俊行@ゆめみの代表しています (@raykataoka) | Twitterさんによる、SNSを中心にした技術ブランディングについてのLTです。

メモ

  • Qiita投稿数No.1
  • 数年前にとある事件でブランディングに打撃を受ける
    • ニッチ戦略で盛り返すことを考える
    • Qiitaの投稿数No.1を目指す
      • 社内施策を打つ
        • 投稿数No.1になる
        • 社内にアウトプットが浸透する
  • LAPRASの活用
    • LAPRASのスコアを採用に活用
      • リードエンジニア:3.5以上
      • テックリード:3.8以上
  • 個人のブランド
    • 公開のSNSで会社の愚痴を言われないような施策を取る
      • 社内Slackに「愚痴」用チャンネルを設置(#shautch)

感想

元CEOがとある事件を起こしたことから、Qiitaでの技術ブランディングに舵を切った経緯とその判断基準が興味深かったです。Qiita投稿数No.1を目指して得られた「社内にアウトプットが浸透した」という副次効果も技術者個人のブランディングに良い影響を与えたのではないかと思います。

面白いなと思ったのは社内Slackに愚痴用チャンネルを設けている話です。今までいたところだと、自分の性格もあるのですが、そういう事をきちんと言えずに良くない形で爆発していたりしたので、社内の閉じられた場にそういう事を言える場があって言っても良いと活用されているのは良いことだと感じます。愚痴から自分の視点からは見えていなかった改善すべき箇所なども拾い上げられそうかなと。

LT2:「採用担当者視点からの技術ブランディングへの期待」

概要

株式会社うるるさんによる採用担当者視点からのLTです。

メモ

  • 経歴書では中々知り得ないが知りたいこと
    • やりたいこと/やりたくないこと
    • 状況と課題:どんな技術や考え方をとったか
    • 上記のようなことを知ることができると、考え方のマッチがしやすくなる
  • 経歴書から読めないポイントは意外と大きい
    • 詳細や考え方
  • 企業側も考え方や状況をオープンにすべき

感想

掴みは企業名の由来。オーストラリアのエアーズロックを現地語(アボリジニの言葉)で呼ぶときの言葉が元とのこと。それを聞いて、確かにエアーズロックが現地では「ウルル」と呼ばれることをどこかで見たなあとぼんやりと思い出しました。

技術ブランディングやアウトプットで採用担当者は何を知りたいか、ということが焦点です。やりたいことはともかく、やりたくないことは中々経歴書には書きにくいですね。なので、ブログなどでのアウトプット時に分かるように書いてしまうというのはいい方法かなと。

例えば、「何度も同じことを調べ直したくないからQiitaに記事を書いた」や、「こういう単純作業をやりたくないのでアプリを作った」でも、見えるところに残しておくと「やりたくないこと」が少し垣間見えて良いかもしれません。

状況や課題の話は、今の仕事で詰まったことや解決したことをブログでも自分の日記でも残していくと、後で見返すのにも便利そうです。この手の話は転職時の面接でも定番の質問なので、後で見返せるように残しておくことはとても役に立ちます。

ゆめみさんのLTに続いて、このLTでも「企業の技術ブランディングでどのように応募者とのギャップを埋めるか」について言及がありました。企業側も技術ブランディングやアウトプットを通じて、今抱えている課題や自分たちの考え方をオープンにしていくというのは、応募者とのギャップを縮めるのに有効な施策とのこと。アウトプットすることでぼんやりと考えている・感じていることが言語化されるので、採用や定着で難航する企業はお試しでブログから取り組むと良いかもしれません。

LT3:「スタートアップの採用現場から見た技術ブランディングの価値と限界」

概要

株式会社プレイドさんのgami@『完全SIer脱出マニュアル』商業版発売中! (@jumpei_ikegami) | Twitterさんによるスタートアップの側から見た技術ブランディングについてのLT。今回はモデレータとの一人二役とのことで、お疲れさまでした。

メモ

  • 企業の技術ブランディング
    • OSS
    • カンファレンス
    • テックブログ
    • メンバーを通してやるもの
      • 技術書
      • 登壇
  • スタートアップが技術ブランディングをやるメリットとデメリット
    • メリット
      • スタートアップ界隈のみでしか知られていない→エンジニアコミュニティでの認知:採用へつながる
        • ただし長期投資で考える
    • デメリット
      • 技術重視にしてしまう:使われなくなったときのミスマッチ
        • スタートアップでは状況に合わせて変わる組織のほうが有利
      • 技術を超えたマッチングの見極め方が重要

感想

意外なデメリットが興味を引きました。スタートアップは変化が激しいので、もちろん技術が強い人は欲しいのだけど、技術にこだわりすぎる人は逆にマイナスということ。一つ二つきちんと扱える技術があって、周辺や発展系の技術を楽しく触ってみることが出来て「これはこう使えないかな?」と考えられる人がスタートアップでは有利そうですね。

パネルディスカッション

技術ブランディングは誰・どの部門が行うか

  • エンジニア全員、旗振り役は必要
  • CTO室・技術広報係・人事だけがエンジニアとコミュニケーションを取る状態にはしない

技術ブランディングについてエンジニアへの協力の仰ぎ方

  • 当番、PVに対する表彰制度、仕組み
  • ベテランが書いてバズる→若い人が「やりたい!」となる
  • 登壇→あまり外に出ない人をそそのかして刺激を与える
  • 自己肯定感を獲得する、最初の成功で自信をつけてもらう

ブランディング出来る技術を持っていないが、どうやってポジティブになればいいか

  • 会社の先輩に勝手にLT枠に申し込まれたのがきっかけで登壇した
  • 会社で使った技術の特徴を使う
  • 技術ブランディングをやる会社にもぐりこむ

SIerにおける技術ブランディングのやり方

  • CodeZineの記事にもSIerを取り上げた記事が有る
    • AWSの小規模利用についての記事
  • 自社ノウハウのシェア
    • 抽象化したナレッジにする
  • 受託→幅広い視点での自信

最も分かりやすく、効果の出ている施策は何か

  • ブログ
    • 残り続ける
    • 積み上げることが出来る
  • 個人
    • 同人誌
    • 内向き:誠実な仕事をする←仕事の獲得にもつながる
  • 趣味で熱心にやっていることを出す
    • キャラ付け、軸を増やす

採用で技術ブランディングはどこまで見るか

  • めっちゃ見る
    • 過去からの積み上げ
    • こういう経験をしてきたと分かる

実務経験の無い技術も技術ブランディングの対象にしてもいいか

  • 十分あり
    • 新しい分野の仕事につながる

Twitterにプライベートをどこまで書くか

  • 別にいいのではないか
    • 強いdisりを見ると「大丈夫かな」と思う

会社のブランドが広がっている指標を教えて欲しい

  • 定性的な指標
    • 卒業していった人に外から見てどう見えるかを聞く
      • 色んな場所でどう見られているか、印象を聞く
  • 定量的な指標
    • 見れていない
  • PVではない
    • 登壇の誘いなど、アウトカムの効果を見る

広く使われている技術の場合の差別化をどうすればよいか

  • 導入ハードルの高いところでの試行錯誤
    • どう壁を超えたか、現場感
    • 例:railsの巨大モノリスにどう立ち向かったか
  • 深みのある話
    • 例:アップグレード困難な状況からの復帰、昔の話、分割の話
  • いっそ差別化しないのもあり

懇親会

パネルディスカッションまで終わると、ドリンクとフードで懇親会でした。

手近なテーブルに行くと、偶然にも採用側の方が多く集まるテーブルだったようで、ちょっと不思議な気分。手違いで取り分け用の紙皿が配置されていなくて、私は主催側の方に声を掛けに行ったのですが、別の方にどこからか紙皿を調達して頂いたので一安心。こういうときの気の回らなさや見つけるのが下手なところが私の弱点です。

食事を取りながら周りの会話に聞き耳を立てつつ、前回の「転職透明化らぼ」で得た知見としてパックマンルールをさり気なく展開していると、少しずつ人が入れ替わっていきました。

星のカービィの名刺入れをきっかけに、近藤さんとお話をしました。無事にカービィカフェの予約も取れて楽しまれたようで何よりです。

感想

エンジニア全体の男女比から考えると妥当ですし、他の勉強会でもそうなのですが、やっぱり求職者枠での女性参加率は低いですね。女性の参加者はほとんど採用側で、求職者枠での女性参加者は自分を含めても恐らく片手で足りる人数だったのではと思います。

パネルディスカッションでの質問に「SIerにおける技術ブランディングのやり方」の質問を出し、取り上げて頂いたのですが、受託の知見も十分技術ブランディングのネタ元になりうるという話はあの会場に居た受託中心の会社の方に勇気を与えたと思います。

会社の技術ブランディングを考えると、SIerで技術ブランディングをするときの最大のネックはブログなどを書ける環境の構築ではないでしょうか。特に客先常駐をメインとした会社ですと、現場でそういうものを書く時間を取ることが非常に難しいので、常に本社に居るマネージャーレベルの方が週報などを活用して引っ張らないと続かないのではないかと思います。本気でやるなら営業とマネージャーを巻き込んで、週報から良さげな話を吸い上げて本社向けの事務の時間や帰社日を使って当番制で書いてもらうとか、でしょうか。もっと発展させると、帰社日を使ってモブプログラミングのようにチームで書くというやり方もあるかもしれませんね。

書き上げるのに時間がかかりましたが、私からは以上です。

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