西村さんの雑記ログ

技術や趣味について色々。

最近見たアニメと映画について(2021.11〜2022.1)

アニメについて

アニメは相変わらず1日1本程度の割合で見ています。
ダイの大冒険」はついに大魔王バーンの本拠地が判明し、クライマックス間近という雰囲気ですね。
ダイとバランの親子タッグとハドラーとの戦闘の流れは熱く、あの展開は涙腺を相当に刺激されました。
2021年の10月〜12月のアニメだと「月とライカと吸血姫」、「ワールドトリガー」、「王様ランキング」、「吸血鬼すぐ死ぬ」、「ブルーピリオド」が現時点では頭一つ抜けて楽しかったです。
「月とライカと吸血姫」はソユーズ計画あたりの時代のソ連が元ネタで、宇宙船の飛行実験に参加する吸血鬼の女の子とそのお世話をする宇宙飛行士候補の男の子とのお話です。SFにボーイ・ミーツ・ガールの相乗効果でいい感じです。
ワールドトリガー」は川井憲次さんの音楽がよく、玉狛第二にヒュースが加わったことで戦略的に広がりが増えたのが面白いです。
「王様ランキング」はまだ序盤ですが、ストーリーが良く、次は何が起きるのかとドキドキします。制作スタジオのWIT STUDIOといえば「進撃の巨人」なのですが、今作は絵本にあるようなシンプルな線の絵できっちり動くところは動くので実力の高さを感じます。
ポプテピピック」の再放送にしてリミックスという手法はびっくりしましたが、こちらもシュールな笑いは変わらず。
「テスラノート」は3Dアニメーションと通常のアニメーションのミックスなのですが、ミックスの度合いが不思議な感じです。ストーリー自体は割とベーシックに面白いのですが、3Dアニメーションの部分が割合が多いのに、最近の作品と比べるとちょっと微妙な質で引っかかりになります。
「吸血鬼すぐ死ぬ」はちょっとしたことですぐに砂になり、そしてすぐ復活するひ弱なんだか強いんだか分からない吸血鬼と吸血鬼ハンターの同居生活を描くギャグアニメです。テンポの良い展開で笑いながら見ています。
「ブルーピリオド」は東京芸大を目指す高校生たちの物語です。主人公は高校二年になって本格的に絵を始めたというキャラなので、あがいて努力して段々と絵の技術や見方が上達していく部分が胸に来ました。

映画について

緊急事態宣言が解除されたので、2021年の秋に映画を見に行ってきました。
「アイの歌声を聴かせて」と「蒼穹のファフナー THE BEYOND 第10章〜第12章」を見てきました。
「アイの歌声を聴かせて」は「イヴの時間」の吉浦監督の新作。今回はオリジナルでありながらいつものスタジオ六花ではなく、バンダイナムコとJ.C STAFFとタッグを組むというちょっと変わった座組で制作されています。
内容的にはAIがもう少し発達した近未来の地方の実験都市で、ポンコツ気味の実験用人間型AIと一人の少女と彼女の周りの同級生との物語です。
地方の実験都市ということで、広がる自然のど真ん中にいきなり近代的な高層ビルが立っていたり、現在〜少し昔の光景の中にAI搭載の電化製品やロボットやバスが有ったりする不思議な光景の雰囲気が良かったです。
物語も、突然歌いだしたり主人公の少女「サトミ」のことを「幸せにする」と言ってぶっ飛んだことをやり始めるポンコツ気味の実験AI「シオリ」の行動の起源が分かるシーンは涙腺に来ましたし、思いがけず「シオリ」の秘密を主人公と共有してしまった4人の同級生たちとの話は青春感が有ってニコニコ、ハラハラしながら見ていました。
劇中にいくつかある「シオリ」が歌うシーンはミュージカル仕立てなので最初はちょっとびっくりしますが、見ているうちに楽しくなってきていました。
蒼穹のファフナー THE BEYOND 第10章〜第12章」は2004年から続く「蒼穹のファフナー」シリーズの最新シリーズの最終章です。
このシリーズ中に制作スタジオだったXEBECが解散して制作が同じグループのI.G Zweiに移行したりと、外部的には大分色々有ったようですし、事前に完結を匂わせる話が有ったりもしたようです。
結果……無事にシリーズが一旦綺麗に完結しました。かなり解決するものが多くて重いので後3話で解決するのかと思いましたが、そこは脚本の冲方丁さんの手腕でやや展開が早い力技ながらもほぼ解決しました。
最後の第12章がほとんどエピローグだったのは、長くこのシリーズを見てきた身としては感慨深いものでした。
2021年の年末のイベントで「平和な」スピンオフ制作の発表もあり、また楽しめそうで期待しています。