西村さんの雑記ログ

技術や趣味について色々。

近況など(2020/05)

気づいたら2ヶ月以上何も書いていない。 流石にちょっと危機感と内面的に「アウトプット書かないと……」という焦燥感を覚えたので、近況を書いてお茶を濁します。

仕事とか、技術とか

再就職した

諸々あって2019年7月で前職を辞めて、転職活動をしていたのですが、何とか2020年2月に内定を頂いて、2020年3月から再就職しました。
苦戦した理由は多分以下ですね……

  • 年齢
    • 35歳を越えているのは次項を踏まえると結構辛い
  • 経験不足
    • 前職も前前職もSEとPGの境界くらいの働きかたで、マネージメント経験がほぼない
    • 実務面で新しい技術に触れる機会や自分で動いて改善できたことが少なく、実務面で実績が残せていないと受け止められた
    • 前前職の後半~前職の最後辺りまで通信制大学に通っていたため、そっちにプライベートを取られていた

ともあれ、IT技術者の派遣会社にどうにか再就職をし、3月半ばから派遣先で仕事をしています。

新型コロナウイルスによる影響

今の派遣先はSIerの受託部門なのですが、新型コロナウイルスによる影響で緊急事態宣言以降はリモートワークとなりました。

問題が有るとすれば以下です。

  • リモートワークを行うにあたって使うPCが、開発や請負元との諸々の関係上でデスクトップPCだったため、家の中で場所をとっていること
  • 使うPCがデスクトップPCなため、朝の準備がやや大変なこと
  • ついついスマホに手が伸びて集中力が切れがちになること

一方で良いなと思ったこともあります。

  • Teamsの導入でチームメンバーに聞きやすくなった
    • ちょっとしたことを聞く時に、相手が席に帰ってくるのを待たずにチャットに投稿しておけば良いのは個人的には楽です
    • 個人的にはテキストでのやり取りは考えの整理と忘れにくさでとても良いと感じます
  • 朝ゆっくりできる
    • 朝の準備で化粧をしたり、きっちりした格好に着替える必要性が無くなり、満員電車に30分以上立ったまま揺られるという消耗が無くなったのはとても嬉しいです
  • 昼食費の大幅な削減
    • 元々多少の自炊はする方なので、週末の買い出しでいくらか追加で買い込んでおくことで昼食は対応しました。その結果、栄養バランスを考えたメニューでも昼食費が大幅に低減されました。

ただ、大本の請負元からデスクトップPCをお借りしている関係上、緊急事態宣言が解除されたら元通り週5日でオフィスに通うことになりそうです。
……個人的な事を言うと、そもそもこの事態がなくとも今年の夏には東京オリンピックがあり、都心部の企業は時差出勤やリモートワークを推進するようにという話は出ていたのですが、そのときは一体どうするつもりだったのか?というところが疑問です。

読んでる本、読んだ本

一日に少しずつ読んでいるので、あまり進みが速くないのですが、以下のような本を読んでいました。

Clean Architecture

Twitterなどでソフトウェア設計の良書であると聞いていたので、思い切って買って読みました。
著者のソフトウェア開発の経験と歴史をたどりながら、普遍的にどういう設計が理想的で、またどういう設計だと不味いことになるのかを紐解く感じでした。
開発言語や手法のパラダイム(手続き型、オブジェクト指向、関数型)は開発者ができることに制限を掛けていき、制限を掛けることで良い設計へ導いている、というのは中々刺激的でした。
この辺りを実装に落とし込むとしたら、併読しておくとよいのは以下でしょうか。

レガシーコード改善ガイド

読んだ理由は上記と同じく、良書である話を見たので。
テストのないレガシーコードに対して、どのようにテストを入れたり(作中では「テストで保護する」とも)、重大なバグを出さずにリファクタリングを行うか、ということに関して様々な手法の説明があります。
今いるプロジェクトだと、機能のコアに近い部分はテストがあり、業務やUIに近い部分にはテストが入っていなかったりと、テストに関しては濃淡があります。 構成を見るに、おそらくJenkinsでの自動テストが遅くなることを危惧しているというのも有るのかもしれませんが、きっかけがあったら業務部分のコードでも入れて試してみたいとは考えています。

併読する本としては、本書内でも言及がある以下の本でしょうか。

テスト駆動開発

テスト駆動開発

ソフトウェア・ファースト

ソフトウェア・ファースト

ソフトウェア・ファースト

今の国内IT業界に関して結構話題になっていたのと、Amazonポイント50%還元につられてkindle版で購入。
今までITを重視しなかった企業がIT技術を重要なものとした企業に変化するために何が必要か?ということ、今まで国内IT企業が取っていた慣行や商習慣について、それからソフトウェア人材のキャリアについて書かれています。
kindleは手軽なので、家のトイレにkindle Fireをおいておくとついつい読み進めてしまうんですよね……

勉強会

新型コロナウイルスの影響でオンライン開催が急増したとは言え、ほとんど行けていません。
原因としては以下が考えられます。

  • 週中は仕事が終わったらもう体がきついと感じる
  • 週末も休みたいと感じてしまう
  • あれもこれもやらなきゃ……と感じてしまい、かえって身体が動かなくなっている

勉強

勉強会に行けていない理由とともに、プライベートでコードを書くことが減りました……
RSSリーダー、Slack、Discordを使っての情報収集は習慣として進められているので、インプットに関してはどうにかなっているかなというところです。

趣味とか

イベントに関して

新型コロナウイルスの影響で、春以降はほぼすべてのイベントが中止になっています。
自分も「技術書典8」と「コミックマーケット98」は行こうとしていたところが中止となってしまいました。
ですが、「技術書典8」に関してはオンライン開催、「コミックマーケット98」(と「コミックシティ」)に関してもTwitter上のハッシュタグ「#エアコミケ」を受けての各企業の様々なオンライン上での取り組みが見られ、イベントに関してはオンラインの可能性を試す形になりました。
オンライン開催の最大の難点としては、「会場での偶然の出会いが発生しにくい」、「五感のうち限られた感覚(視覚、聴覚)しか使えない、それもかなり限られるため、肉体的な実感に乏しい」ということかもしれません。
Zoomなどのオンラインシステムを使った飲み会というのもありますが、人によってはカメラ等の設置が配置上いい感じにしづらいという方もいる(自分のところのメインデスクトップ機がまさにそれです)、映像は回線への負荷が大きいため、回線環境によってはかなりラグが発生する可能性がある、という点はあるかなと思います。

アニメ

ゆるゆると見ています。
1~3月期で残っているのは「pet」ですかね。
監督の方は「夏目友人帳」と「蛍火の杜へ」のアニメも監督されているのですが、おそらく人間が出す感情の動きやうねりなどを映像やセリフ等に落とし込んで表現することが上手いのだろうなと感じました。

4~6月期はまだ途中ですが、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった……」と「アルテ」が楽しいです。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった……」は流行りの異世界転生ものです。
かつて自分がプレイしていたゲームの世界に転生してしまったという主人公は能力的に強いわけでも強力な幸運に恵まれているわけでも無い、というかむしろ逆の状態なのですが、そこを本人の性格の良さと(ちょっと明後日の方向の)努力で本人も意図しないままに状況がコメディ的に好転していくという展開が面白いです。
果てには元々のゲームの主人公まで意図せずに落としてしまって友だちになってしまうのですが、変な嫌味がなくて、皆いい距離の友だちという雰囲気が出せているのがとても見ていて楽しいです。

「アルテ」は中世イタリアを舞台に、画家を目指して徒弟になった貴族の女性の話です。 主人公のアルテはとにかく絵を描くことが好きで、父親もそれを容認して教育を受けさせていたのですが、その父親が急死し、母親の言うように「良い奥方」として嫁ぐのは嫌だと、一人前の画家になるために徒弟になる、というのが始まりです。
貴族といっても貧乏貴族であって、市井よりは良い教育を受けているものの、持参金諸々の関係で黙って良い奥方として嫁がないと貴族としては先々辛いだろう、というのは1話からもちょっと見え隠れします。
監督は「図書館戦争」、「魔術士オーフェンはぐれ旅(2020年版)」でも監督をされている方です。
活発な女性主人公でコメディ味と成長要素があり、ほんのり恋愛風味もあるところは「図書館戦争」に通じるところもありますね。
個人的にはインターネット配信がFODしか無いのはとてももったいないので、後追いで良いから他の配信サービスにも出してくれないかな、と思っています。

推しが結婚した話

2016年に「図書館戦争」にハマってアニメを見て、2017年から数年ぶりに声優の沼にちょっと脚を突っ込んでます。
図書館戦争」から入ったのでお察しの通り、前野智昭さんが今の推しの一人です。
そして、2020年5月12日にめでたくご結婚されました。

お相手は前述の「アルテ」の主人公、アルテや「ケムリクサ」のりん等を演じられている小松未可子さんです。
個人的には推している方が幸せになるのはとても嬉しいことなので、Twitterでこれを見た途端、心のなかで「ひゃっほーい!」となってしばし興奮状態になっていました。

女性向けの作品を見られる方は結構知っている方も多いと思うのですが、彼がどういった作品に出演されているのかよく分からないという方のために、以下に代表的な出演作品をちょっと置いておきます。