西村さんの雑記ログ

技術や趣味について色々。

技術書典7に行ってきました。

昨日行われた、技術系同人誌即売会の「技術書典7」に一般参加者として行ってきました。

techbookfest.org

そして、イベント終了後は非公式アフターにも参加させていただきました。

techbook-and-ethanol.connpass.com

初参加の上、一般参加者が非公式アフターに飛び込むというのは無茶も良いところですが、同人誌という形で技術書を書かれている方々の生き生きとした様に元気をもらいました。

行ってみた理由

なんで行ってみたか?【技術書典7編】

まずは私的なことを説明しますと、元々客先常駐のプログラマだったのですが、色々あって1月から休業し、7月末をもって会社都合と言う形で前職を退職しています。
休業になった時、自分自身に原因が有るとは言え、当時の所属会社と職業に対するモチベーションは地の底でした。
休業の間、会社から与えられた課題をこなしつつ、以下のようなことをやっていました。

  1. 当時はまだ同人誌版だった「完全SIer脱出マニュアル」(Amazon CAPTCHA)やその他のモチベーション周りに関する本を読む
  2. 技術系podcastを聴き始める
  3. 技術用のtwitterを開始

Yui Nishimura (@y_nishimura_tec) | Twittertwitter.com

技術用のtwitterなので、趣味用のtwitterでフォローしていた技術系の方の他に、「しがないラジオ」を聴きつつ、ゲストとして出演された方を中心にフォローしていきました。
ついでに、ゲスト出演された方のpodcastiTunesGoogleポッドキャストで聴き始め、更にゲスト出演された方のpodcastと芋づる式に増えていき、今では結構な購読数になっています。
そうして情報を収集する中で、「技術書典」というイベントの存在を知り、9月に行われることも知ります。
前日まで散々行くか迷ったのですが、「行きたいものは行けるときに行っておかないと損だ」という思い切りで一般参加で行ってみることにしました。

技術同人誌と自分

元々結構なオタクで、九州の前々職から転職するときに関東に出てきたのも、「コミケに行きたい」、「twitter上でお知り合いになった方と会ってみたい」という欲望ドリブン的な部分がありました。
もちろんコミケに一般参加で行き始め、技術同人誌も手に取っていたのですが、割と積ん読になっていました。

なんで行ってみたか?【非公式アフター編】

技術用のtwitter上に告知が流れて来て、LTの「読者を置き去りにする技術」、「なぜ『綿を育てて布を作る』を書いたのか」が気になってはいましたが、これも前日まで散々悩みました。
「売り子/一般参加者枠」という枠はありましたが、一般参加で初参加でそう繋がりもない身で飛び込むのは結構思い切りが要りました。
こっちも結論的には「行きたいものは行けるときに行っておかないと損だ」という思い切りでした。

感想

技術書典7

今回600スペース以上という、オンリー系の同人誌即売会でも結構な規模で、11:00~13:00まではチケット事前購入制、13:00~17:00は無料入場という形でした。
私が行ったのは無料入場となった14:00過ぎですが、それでも入り口の設けられた2Fの建物外周に並び、更に2F会場内の待機列でしばらく待ち、20~30分ほどかかりました。
それはそれとして、様々な技術系同人誌とそれを求める人たちが一堂に会する様は見ていても壮観でした。
プログラミング、インフラ、設計、SQL等、システム開発に関する本が多数を占めますが、中には「綿を育てて布を作る」、「衛星を打ち上げる」、「キーボード」等、システム開発以外の技術に関する本もあります。
流行系としては、VR/AR、Vtuberに関する技術で出展されている方もいらっしゃいました。
そういうワードに興味を抱いたならば、一見してみる価値は十分にあります。
コミケに行ったことのある人に言うならば、コミケの技術系の島を更に拡大したものというと非常に分かりやすいでしょうか。
「都合が合わない」「地方だから行けない」という方も安心してください。多くのサークルさんが、boothや各種同人誌通販サイトにて通販を行っています。
電子版での通販も相当数あります。電子版だと、場所を取らず、売り切れを心配することも無いので非常に楽です。
boothや技術書典の後払いで活躍しますので、PayPalを使われていない方はアカウントを取得して銀行口座を連携しておくと重宝します。
サークル主さんのtwitterやブログ等を見ると新刊や通販を告知されていますので、まずは気になる技術やプログラミング言語twitter検索をかけて調べて見るのが良いと思います。

非公式アフター

半数以上がサークル参加者と売り子さんで、非常ににぎやかな会でした。 LTでは前述した「綿を育てて布を作る」同人誌を書かれたAωR@技術書典7[せ31D(ホールD)]、11/23銭けっと@大阪、C97? (@atelier_wu) | Twitterさんによる「どうして『綿を育てて布を作る本』を書いたのか」という話や、「AWSなのに、エモい」を書かれたかろてん@AWSなのに、エモい。 (@carotene4035) | Twitterによる読者を置き去りにする技術 - Speaker Deckなど、様々なLTが行われました。
予定されたLTの終了後は、希望した人がスライドなしで数分ずつ語る、インスタントLTのような物が行われていました。
こちらも、「電子グッズを作ろうとして基盤を注文したら、ミスで裏側のパターン配線がされていなくてポシャった」、「今回の頒布数と売上数を大公開して結果発表」等、中々面白い話を聞くことが出来ました。

私自身、二次創作同人誌を買うほどのオタクでも有るので、「2000円を超えると売れにくくなる」と話されていたのは割と納得感のようなものがありました。
二次創作で小説本を多く買っていますが、特にページ数の増えた小説本の値付けにはtwitter上で毎回誰かが悩んでいます。割とマイナージャンルを覗くこともあり、好きなジャンルであればお値段はいくらでも来いと言いたいところですが、現実問題として1000円か1500円を超え始めた辺りから購入されにくくなる様子です。
技術書に関しては、一般に出版されている本の価格も比較的高めであることから、即決で手を出しにくくなる価格の境界線がやや上がり、2000円あたりになっているのでは無いかと推察しています。

戦利品

最近触っているのがPythonのWebアプリケーション系であることもあって、Pythonに関する本、モチベーション方面に関する本、あとはtwitterでフォローしている方の本で気になった本をポンポンと10000円ちょっと買った感じです。

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技術書典7の戦利品(A5本)
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技術書典の戦利品(B5本)